2013年5月18日土曜日

カルダス・デ・ライーニャの朝市 ~('13年1月)ポルトガル

この日は五日目。朝、ナザレを出発して、カルダス・デ・ライーニャ、オビドス、ロカ岬とめぐってリスボンに戻る、なかなか充実した一日です。

見どころは、やはりオビドス。添乗員さんもよく分かっていて、「自由時間はオビドスで長めに取ったほうがいいので、カルダス・デ・ライーニャはさっと見学しましょう」。


ちなみに、今回の添乗員さんは本当に好感の持てる「プロ」でした。(これについては後で詳しく)



このロータリーは、レプブリカ広場に通じる坂道の下にある。
右手に大きな公園(ドン・カルロス一世公園)、道路の真ん中にこの町に鉱泉病院を作った、↓


レオノール王妃の像があります。公園の方を見つめている。

ロータリーのそばには陶器のお店があって、色とりどりの食器や置き物が飾られていたけど、個人的にはオビドスのお土産物店のほうがよかったかなあ。(ボルダロの陶器博物館もこの町にあるのですが、行けなかったので)


長方形のレプブリカ広場に着くと、ローカルな市場。朝も遅いせいか、そんなに賑わっているわけではない。

たぶん、お店の人はみんな「あ、また日本人が来た……」って思ってるんだろうな(笑)。このときは、私たちのバスだけで三十人弱だったけど、オビドスなんて六十人くらいの日本人がいっせいに解き放たれたら、町のメインストリートが日本みたいだったし。ははは……。


でも、こういうツアーがありがたいのは……連れ(旦那さん)と喧嘩しにくいってこと。

なぜかというと、旅程が細かく決まっているから。私が「もう少しお土産屋さんを見たいな、それにカフェにも入りたい」と思ってもできないし、旦那さんが「ここでちょっと急げば、あの世界遺産にも寄れたのに(ブツブツ)」と思っても、できない。


つまり、私たちは、旅行の「ペース」が異なっているので、そのままだと喧嘩が起こりやすいんだけど、第三者によって旅程が決まっていると、それがないわけ。

フリープランだと、だんだん相手のペースにいらいらしてきて、そのうちどちらかが爆発することになる。かといって、完全に別行動にすると旦那さんが寂しがる。フリーだったら事前にどこに行って何をするか、二人でしっかり決めておくことが重要。


でも、女の人なら分かると思うけど、本当はもっと柔軟に、その日その日を楽しみたい。気分次第で、どこかの時間を長くしたり短くしたり、寄り道したり、レストランを変えたり……そういうのができないとそれはそれでストレス。

というわけで、このようなツアーは大変便利です(お互い歳をとって丸くなればフリープランでもうまくいくかも?)

と、愚痴、じゃないけど、考察している間に、朝市の写真を入れてみた。


野菜は買えないけど、ドライフルーツやナッツ類を買っている人もいました。

チーズ屋さんと、パン屋さんもあった。
はちみつ屋さんもあったかな? 忘れてしまった……。


広場のまわりは、ヨーロッパらしいかわいい建物に囲まれています。

添乗員さんについて書くのを忘れていた。

そうです。今回の添乗員さんは、本当に「すご腕のプロ」という感じでした。
いつもおだやかなのに、「え? いつみんなの人数、数えたの?」っていう早業。親切だけど、世話を焼きすぎない。感情にむらがない。余計なことや、無駄なことを言わない。「自分は添乗の仕事でどれほど多くの素晴らしい国を回ったか、来月は○○に、その次は△△に行く予定で……」などとバスの中で自慢し続けたりしない(笑)。毎晩ホテルの鍵を渡すのが早い。某空港の職員に淡々と、でも、しっかりと要求を主張する(頼もしい)。


(レプブリカ広場から、公園のほうに歩いてバスまで帰ります)

まあ、添乗員さんは皆さんそれぞれに味があって、楽しく親切な方ばかりですけど。

それでも、大別すると、二種類の添乗員さんがいるような気がします。つまり、添乗の仕事が好きで満足している人と、そうではない、じつは他の仕事をしたいと思っている人。一週間も旅をしていると、どちらなのか滲み出てくるような……いや、もちろんそんなこと、余計なお世話ですけどね!


公園の中に、貴族の館みたいな図書館があります。
ちょっと入ってみたい……。


最後に、よく分からないゴリラ(?)のオブジェ。

さて、ポルトガルで一番素敵な田舎町、オビドスに向かいます。
続きます! →「「谷間の真珠」、オビドス」

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